2010年2月9日に開催された IDC Japan株式会社主催

『Japan Storage Vision 2010』 での私 伊藤孝行の講演内容を

動画で公開しております。 講演動画はこちらへ


2012年12月28日

冬場のひみつ道具

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今年の冬は極端な気候が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
営業系職種ですと常に出歩きますので、感冒対策にも気を使わなければならないのですが、私が普段鞄に忍ばせている冬のひみつ道具達?です。

インフルエンザにせよノロウィルスにせよ、一度かかってしまうと折角セットアップしたアポイントが無駄になるばかりか、そのアポイントに出席頂くお客様や自社のチームメンバーを含め多くの方にご迷惑が掛かってしまう... 何よりタイムリーにビジネスが進められなくなることは論外。そんな訳で、仕事に臨む以前のエチケットとして工夫しています。

手洗いうがいは基本中の基本ですが、海外の方達とは握手の機会も多く持ち歩けるアルコールジェルは助かります。但し、インフルエンザウィルスには効くアルコールジェル、ノロウィルスには効かないそうなので、ノロ対策にはお手洗いでしっかり手洗いと水でのすすぎをしっかりとの事です。

そんなことを心がけていると、手が結構荒れてきます。とある医療従事者の方に、手洗いで手の水分が不足してあれたままにしておくのもウィルス感染予防面で良くない、と聞きました。そんな訳でハンドクリームもセットで持ち歩いています。

勿論、ウィルス感染予防面での保湿用として重要なハンドクリームですが、お客様に資料をお見せしたりサンプルをお見せするときには、自分の手がどうしても人前に出るもの。そんな訳で、お見苦しい手先をお見せしないためにも、大事なグッズになっています。

プライベートでの防災活動の延長や知人筋から、医療従事者の方達の知識を拝受する機会が多いのですが、こうして「正しい知識を得る」ことも健康はたまたビジネスにとっても大事な事かと思う次第です。皆様も手洗いうがい励行で良いお年をお迎えください!
posted by ハリー伊藤 at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ストレージ業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月25日

逆チームワークでリフレッシュ?

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今年一番のトピックスとしては、ハーフマラソンのレースに初挑戦しました。画像は、初ハーフマラソンレースである今年3月に参戦した「さいたまシティマラソン」での手許時計計測結果。ラン自体は東日本大震災の少し前から始めていたので、今現在でおよそ2年弱続いています。

業界で雑談をしたりSNSで様子を拝見していると、結構ランをやっていらっしゃる方が多いように見受けられます。もちろんラン自体がひとつのブームになっている事もあるのでしょうが、業界内のランをされない方からは「新技術や大型案件を追いかけていると、トラブルも避けられずしんどい事も多い。だから無になれるランをされるのでしょうか?」と複数の方から言われました。

私自身振り返ってみると、無類の酒好きなので体重をコントロールするために始めたという不純な動機ですが、まぁ「無になれる」というのも一つの理由かもしれません。案外熱しやすく冷めやすい私がこれだけ一つの趣味が続いているのも珍しい事なので、年の瀬を機会に振り返ってみました。

分析してみると「逆チームワーク」という事に気づきました。要はチームワークしない楽しみ方。アマチュアランナーというのは、

  ランナー選手自身
  監督
  コーチ
  マネージャ
  スポンサー
  

というチームの役割分担を自分一人でこなすことが一般的です。

自分の体調や故障の具合を注意深く観察しながら(選手)、次のレースへ向けての全体の戦術を練り(監督)、レースへ向けての日々の練習プランを練ったり技術的な情報収集をしたり(コーチ)、自分で計測したタイムを管理したり(マネージャ)、次はどのレースへ参加するか・ウェアなどのグッズへの投資計画(スポンサー)をするといった具合です。

日々の本業では、勿論スタンドプレーではなく如何に案件やお客様毎への要求事項に合わせたチームメンバーを選定して配置していくだとか、必要に応じ組織の上部へ報告や交渉をしたりというチームプレーなくしては大型案件や新規事業立ち上げは成り立ちません。もちろん、チームプレーは一朝一夕にはスムーズに成り立ちませんから、スムーズなチームプレー発揮までのプロセスを振り返ると、チームプレー自体は大変な作業ながらも、ミッションを達成した時の感慨は深いものがあります。

そんな訳で日々はチームプレーに感謝したり苦労したりの連続なのですが、オフに自分がリフレッシュしたいときにはこうしてランに対しての取り組みが「逆チームプレー=スタンドプレー」という格好で、気持ちのリセットに都合よく働いているのかもしれません。

とはいいながら、この1年間のレース参戦3回を振り返るとそればかりでもありませんでした。スタンドプレーでマルチな役割をランをしながらこなしている反面、それぞれの立場での苦心や行動ポイントの重要性を多角的に感じることができた場面も。つまり、自分で一人複数役を実行する結果、チームワークの勉強にもなったようです。ここが、ランを面白く続けられたポイントかもしれません。

チームプレー・案件遂行・事業立案いずれにも、それぞれの立場に立った行動は不可欠。オフで自身がリフレッシュする中で、結局は何かを得ようとしてランへ取り組んだ1年間であったようです。これからも、この奥深さからランを長く続けられそうです。

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2012年12月24日

現物主義の先にあるもの

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最近新しいデジカメを調達したのですが、一方で銀塩カメラも懐かしくなり数千円レベルの国産クラッシックカメラをオークションで数台入手しました。以前はKodakのコダクロームファンだったので月に一本はコダクロームを消費していたのですが、外式プロセスという現像の特殊性と銀塩市場縮小により販売中止になってから銀塩とは疎遠になっていました。

落札したカメラには、今回国産のリバーサルフイルムを詰めて試写してみました。銀塩の現像上がりを確認するのは、かれこれ7年振り位でしょうか。銀塩の現像上がりを自分でプリントするためにPCへスキャンするのも面倒になっていたのですっかりデジタルカメラのお世話になっていましたが、こうして現像上がりを眺めて採用コマを選別するのはなかなか味があって良いものです。想像より上手く露光出来ていたものや、上手くいったつもりのコマがボツだったり。その偶然性が写真の面白さであることを思い出しました。

最近のラボ(現像所)は、トイカメラ(オモチャカメラ)のチープな仕上がりを楽しむ趣向が流行りはじめているからか、ラボ数は少ないながら色々な利便性を供してくれているようです。例えば、紙焼きプリントをしない代わりに、業務用フイルムスキャナで現像上がりフイルムをスキャンしてくれています。しかもスキャンデータの納品は、サーバーからダウンロード出来たりと今風です。スキャンは埃を飛ばしたり色設定が結構手間がかかるので、これはかなり助かるサービスですね。

印刷業界では、デジタル化以前の写真原稿は画像のようなポジフイルムを活用していて、私の印刷業界現役時代(1993から1997年頃)にもこのポジフイルムが全盛でした。業界に入って先ず叩き込まれたのが、

  先ずは原稿(ポジフイルム)を見ろ
  現物の撮影から関わる案件ならば、現物を見ろ(=撮影に立ち会う)

ということでした。つまり一言で言うと「現物主義」です。
私が担当した業種が、食品と一部の美術品印刷であったことからこれは徹底されて叩き込まれていました。

これは、例えば同じ青色でも赤み系の青か青紫系の青か、そしてその色のボリューム(深さ)を知る手段は現物でしか理解し得ないことと、フイルムのスキャンや製版工程での味付けでどんどん色味は変わっていってしまうからでした。また、エメラルドグリーン系の色味は写真フイルムでは再現ができず黄色味が飛んでしまうので、この色の自転車カタログを制作した際は現物のパイプを製版所へ持ち込んだものです。残念ながら、撮影時の露光具合等でも同様に現物から離れていくこともしばしば。だから「現物を見よ」が尊重されていた訳です。

趣味のひとつとして長く続いている写真の作業においても、こうして現像上がりのポジフイルムを眺めているとそんな新卒社会人時代に叩き込まれた事をつい思い出します。この現物主義は、色味以外にもパッケージ印刷を手掛け始めた時にも役に立ちましたし、IT業界に身を置いてからもハードウェアメーカーにずっと在籍したことからOEM案件等でこの現物主義が活きて大きな脱線に遭遇せずに来たことも。

ここ数年、ITの世界ではOS・ストレージはたまたネットワークまで「仮想化」の時代となり、現物主義という言葉は昔話になりつつあるようにも感じます。私が2004年から関わってきたストレージ仮想化もしかり。とはいえ、仮想化であっても実際のオペレーションや運用ワークフローは現物主義ありきでありましょう。

そんな私も、セールス歴が長いながらも常に新しいプロダクト・技術に関わらせて頂いてきたことからもあってか、セールスでありながら「自分で触ったことのないプロダクトは売らない」という思考が自然とこびりついていました。この業界のプロダクトは、書籍を読むより実際に触った方が訴求ポイントが短時間に感性を伴って得られるからだと考えています。

そんな訳で、業種業界が異なっても根幹で利いてくる重要なポイントは共通しているのだろうと感じる次第です。仮想化が進んでからこそ、デモンストレーションや実機検証等「現物主義」がむしろ尊重されてきているようにも思います。


posted by ハリー伊藤 at 10:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 印刷・写真関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月23日

引き算の技術

先日、自宅マンション自治会恒例のクリスマス催事をお手伝いしてきました。今年は子供の部のみの構成で、自宅マンション内でピアノ教室をされている先生の生徒さんによるピアノとハンドベルの発表会。約30組の発表で、クリスマスにちなんだ選曲でなかなか盛り上がりました。

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防災部長としての私の役割は、司会進行役とPA(音響機器)オペレータです。上の画像がそのコックピットですが、今日の話題はそのPA機器で感じた事。

一番上の機器は、「ミキサー」といってマイクやBGMの音を混ぜて(ミックス)音量や音質のバランスを取る機器です。その下にあるツマミが一杯あるのが「イコライザー」という音の周波数別に音質を制御する機器。何が「引き算」かというと、このイコライザーでのオペレーションについてです。

一時期からラジカセ(死語?)にも付くようになったイコライザー。いわゆる「音質」ツマミよりももっと細かく音質を設定できるものとして民生機器にも浸透しました。カーオーディオの方が浸透しているかもしれませんね。そしてこのイコライザー、民生機器では足したい音域を「足す」という手法。つまり低音を足したければ、低域のツマミを持ち上げるやりかたです。

一方業務用のPA機器では、ツマミが画像のようにとてもたくさんある=周波数帯を細かく制御できる一方、使い方は不必要な音域を「削る」という使い方をします。これは、マイクをスピーカーに近づけ過ぎた時に「キィーン」「ブォーン」と嫌な音がする「ハウリング」を抑制することが主な使途であるため。

もちろん、スピーカーにマイクを近づけ過ぎればハウリングするのは当たり前なのですが、離している場合でも必要な音量に上げていくとハウリングが発生してしまうのでこのイコライザーで調整します。機器を設置するハコ(箱:会場のことです)によって、音場特性が様々で無用に低域等が強調されたりする状況がまちまちなので、イコライザーを使って調整します。

そのやりかたは、わざとハウリングが起きる音量まで上げておいて、イコライザーの周波数の一部を何デシベルか「下げて」=削って、バランスを取っていきます。ツマミひとつひとつが「音域」に充てられていて、このツマミがたくさんあるほど細かく周波数に分割して制御できます。上下の真ん中がゼロデシベルで素材の音そのまま通過させる値。真ん中から上に振ると「足す」、下に振ると「削る」ことになります。上と下のグループは、ステレオの左チャンネルと右チャンネルです。

画像を見て頂くとお判りになると思いますが、自宅マンションのメインラウンジの場合で「削った音域」は、ツマミが下げられている音域になります。一般的には、ご覧のようにゼロデシベルの真ん中から「下げる」=削る設定が中心になります。

このように「削る」方法で音のバランスを取っていくとあら不思議。無用に音場の特性で響いていた中低域や高域の音が「削られる」ことで、とてもバランスよく耳にやさしい聴きやすい音に変わります。しかも音量を上げていっても、うるささが強調されることなく音の粒が良く揃って心地よく耳に入ってきます。

イコライザー=平均化という意味ですから、このように本来は「不要な音域を削って音を平均化する」機器という意味なのでしょう。でも民生機器では「音を足すこと」に注力が置かれてしまっていて、なんとなく本末転倒になっています。

振り返ると、普段のビジネスも同様のことが言えるのかとも思います。「あれもできる」「これもできてお得」と機能や特徴てんこ盛りの訴求は一見見栄えが良いのですが、衝動買い向け訴求でもない限り持久力の無い方法です。一方、きっちりお客様やパートナーさんのご要求や課題に注目して、数ある訴求点から必要以外のものは「削って」、必要な部分を際立たせていく事。結構これは勇気の必要な行動ですが、結果全体のソリューションのバランスが取れ、受け取る側には心地よくそしてよく響く「音」になっていくのではないでしょうか。

「削る」ことから得られるトータルバランス。心がけていきたいものです。なかなか、このような別の場面での実感が伴わないと、気にすることができないポイントだと感じた次第です。

posted by ハリー伊藤 at 14:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 音響関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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