2010年2月9日に開催された IDC Japan株式会社主催

『Japan Storage Vision 2010』 での私 伊藤孝行の講演内容を

動画で公開しております。 講演動画はこちらへ


2009年10月05日

これを楽しむ者に如かず

今晩はひょんなことで、全く他業界である医薬品業界の方とお話する機会がありました。いつも私は営業職ですからこちらからお話しする立場ですが、今回は医薬品業界の方からお話をうかがう立場という珍しい状況でした。とあるニュートリションのビジネスに関わっていらっしゃる、外資系某大手医薬品向け素材メーカの方からのお話でした。別に売り込みでもなんでもなく、とある食材に含まれる素材が体の代謝に与える効果について、著書の例を交えてのお話でした。

ずばり、感じたこと。ご当人は薬剤師の資格も持たれた専門家なのですが、ニュートリションとはいわゆるサプリメント 『栄養補助食品』 ですから、厳密にはご専門の薬品ではなく 『食品』 のカテゴリーです。ちょっぴり、本業とは違うビジネスの立ち上げでご苦労されているのかなと思いましたが、それは大変失礼な思い込みでした。

資料のほかにご自身が参加された著書も持ち出され、その食品の代謝効果についてじっくりお話を伺いしました。私はその素材を拡販する立場でもありませんし、エンドユーザとして購入する立場でもありません。にもかかわらず、非常に楽しそうに面白おかしくと言わないまでも、こちらがつい気になるかのように話題に淡々と引き込む力をお持ちでした。

少し前に読んだ渡邊美樹さんの孔子の論語を解した著書でこんなフレーズがありました。

『これを知るものは、これを好むものに如かず
 これを好む者は、これを楽しむ者に如かず』 論語:雍也

ある物事を知ろうという者はその物事が好きだという者にはかなわないし、その事が好きな者はその事を楽しむ者にはかなわない、といった意味です。確かに、仕事であろうと趣味であろうとその知的好奇心や他人にうまく伝えたいという行動は 『楽しむ』 気持ちに勝るものはないでしょう。

思い返すと、私の関わっているビジネスで立ち上げが大変だった新しい商材は苦労が絶えなかったものの、『楽しめる、引き込まれる何か』 があったので辛抱強く提案を続けられましたし、 『楽しさ』 をシェアできたお客様とはトントン拍子に商談が進んだこともありました。もちろんそんな調子良く進まなかった案件もありますけれど。

調子よく進まなかった案件でも最後に成約できた件は、その場で楽しさを共有できなくても、お客様の事業がこういう変化をもたらすシステムですよ、といった切り口で別の視点でお客様のワクワク感を引き出したようにも思い出されます。いずれにしても 『お客様視点で』 の提案活動がお客様に一番響くのではないかと最近感じています。

本日この間の取材について校正が上がってきましたが、ライターの方が取材の結果抽出したキーワードは 『お客様の視点で』 というものでした。こちらは株主通信として発刊されたらこのブログでもご紹介しようと思っています。

posted by ハリー伊藤 at 23:28| Comment(1) | TrackBack(0) | ストレージ業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
論語の説明が間違っています。 「如く」とは、「匹敵する」の意。知る者は、好むものにかなわず、好むものは、楽しむものにかなわないーーーではないでしょうか。
Posted by 佐山和夫 at 2013年05月09日 06:58
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